時間の確保と昔話

 いつもそうですが、時間の確保に苦労しています。前にも書きましたが、最初は一日3時間を予定していましたが、現実には平均2時間がいいとこです。もう少し何とかならないもんでしょうか・・・自分の時間を削るか睡眠時間を削るしかないんですが、自分の時間は削れても、現時点で睡眠時間を削るのは、体力的に無理があります。

 高校の同級生の話を思い出しました。もう10年以上前の話になりますが、彼は非常に陽気で、高校在学中はそれほど成績がいいというイメージはありませんでしたが非常に強い印象を残す男でした。高校卒業後、私は大学に進学しましたが彼は浪人生活に入ったらしいという事で音信不通になっていました。数年たって、別の友人から彼の消息を久しぶりに聞いて驚きました。

 彼は、浪人後人が変わったように勉強をはじめ、点滴を打ちながら毎日10時間近くも勉強を続けいい大学に合格したそうです。高校在学時とのあまりのイメージの違いに非常に驚きましたがこの時点では「すごいな・・・変わるもんなんだ」という感想しか浮かびませんでした。

 この歳になって自分がいやおうなしに変化せざるを得なくなり、彼の本当の偉大さに気がつかされました。人間、そうそう変われるもんじゃないです。特に弱い部分は。「変わることができる」「努力する事ができる」これは実はすさまじい才能で、努力が結果に結びつかない場合もあることを考えるときっちり結果を出し切った彼は間違いなく「本物」だったと今にしておもいます。彼とは高校を卒業して以来、一度も会っていませんが元気にしているでしょうか・・・

 「人材」になれるとは思いません。でも、せめて「人」にはなりたいです。彼を少しでも見習い最後の1ヶ月で追い込みをかけるべく、少しでも体力回復をしとかないと・・・