最終回:治療開始と現状

 というわけでCPAPによる治療が始まりました。CPAPは、呼吸を補助するための機械で写真はここにあります。私自身、まさにこのタイプの機械を使っています。これを鼻に付けて寝るわけです。つけた格好はなんともいえないもので、100年の恋も一瞬で冷めると私なんかは思いますが、この際背に腹はかえれません。

使ってみての感想は以下の通りです。

1.とにかく目が覚めたときの感覚がまったく違います。いつごろからか忘れていた「よく寝た」という感覚、これだけでもつけたかいがあると思いました。
2.当然ながら体は相当楽になりました。半分窒息状態で寝ていたわけですから、比較にもならないとは思いますが起きたときのだるさがまったく違いました。

欠点というか人によっては気になるかもしれない部分をかいておきます。

1.寝るときの姿勢がある程度制限されるし、使い始めてなれるまでのうちは、肩がこるかもしれません。私は2週間ほどでなれました。
2.仕組みの上では仕方ないですが、常に空気圧がかけられているため鼻や口の中が乾く場合があります。これは部屋の方の空調で対応するしかないですね。
3.私は気になりませんが、機械の動作音や空気音が気になる方もいるようです。
4.機械自体は見た目の割には軽いのですが、結構かさばりますし旅行の時には常に荷物が一つ増えることになります。
5.前にも書きましたがあくまで対症療法で根治するわけではない点。
6.機械のレンタル費は月5000円ほどになりますが、結構馬鹿にならない金額です。とはいえ、文字通り命をつなぐための金額と考えれば文句は言えませんが。

とにかく、欠点も無いわけではないですがこの体の楽さを考えれば全てが許容範囲内です。これまでの記述をみて気になる症状がある方はすぐに検査をお勧めします。眠りを大事にしないと人生損をすると思います。