第4回:検査入院

 あっという間に入院の日になりました。この時点での本音は「とにもかくにも事態を正確に把握しないことには始まらんし、まずは検査して現状を見極めよう」というものでした。ただし、状況から見て「気のせいでした」という結果が出ることはまず無いとおもい、ある程度覚悟も決めていました。

 当日、自分の車で病院に向かいました。4時くらいに行って手続きをしてくれということだったので早めに行ったのですが・・・事の性質上検査は夜にやるわけですし、とりあえず暇です。「あなたの場合他の検査は色々してますのでとりあえず無呼吸だけの検査になります。夜まで暇だったら近くに温泉もありますから行ってきてもいいですよ」と医者にも言われましたが、正直そんな気分になれませんでした。

 無呼吸の検査は脳波、脈拍、酸素濃度、呼吸の有無などを各種センサーによってはかるものです。文字通り機械に全身縛られたような状態になります。ドラマなどで出てくるICUを想像していただいたらわかりやすいと思います。ただ、ここで問題なんですが通常人間がICUに入るときは大怪我をしていたり大病を患っているような場合がほとんどで、意識は無いかあっても朦朧としているのが普通です。意識がはっきりしている状態でこれをやるとかなりきついです。神経質な人は眠れないんじゃないでしょうか。睡眠薬をもらって眠りました。

 朝、目が覚めると検査が終わりました。担当医が来て言いました。「正確な解析には2、3週間かかります。・・・が、今出ているのをチラッと見ただけですが、あまりよくは無いですね・・・」やっぱり。覚悟はしてましたから驚きはしませんでした。この日から結果がわかる日までは暇があれば「自分の予想よりどれだけ悪いか」を考え続けてました。