サーバ機注文

 さて、とりあえずの応急処置は終えたもののこのままではまずいです。色々考えた結果、DELLPowerEdge SC430を買うことにしました。これは、DELLの法人向け小型サーバです。DELLの法人向けPC部門はSOHOや企業向けのPCやサーバなんかを扱っています。構成を選んだり不要なものを削除し、さらにクーポンやキャンペーンを併用することで信じがたい値段でPCが手に入ったりします。時々、2ch低価格・激安格安PC(新品)スレッドなどでも話題になったりします。私が選んだのは法人部門の更にサーバ機の中からタワー型サーバを選びその中のエントリーサーバというカテゴリーに属するものです。当然サーバとしての使用が前提です。Fedoraでの使用を考えています。Fedora JP Project wikiでの動作確認報告も決め手になりました。

 DELLのサーバは安い割りにそこそこの性能があるので一部ではかなり人気があるのですがそこはさすがにサーバ機。結構癖があります。詳しいことは2chの該当スレッドである【サーバ】DELL PowerEdgeシリーズ【鯖】スレッドを見ていただければわかると思います。

1.メモリが特殊
 私の買った機種ではECCメモリしか使えないようです。当然後でメモリを付け足す場合でもコストは更に高くつきますし、相性問題を考えればある程度最初の時点で必要な量のメモリを購入しておいた方がいいのかもしれません。

2.サウンドがついていない
 サーバであることを考えればむしろこれは当然かもしれません。usbのサウンドボードを使うかPCIサウンドボードを買い足して使う必要があります。私は前のマシンから剥ぎ取ったボードをそのまま転用するつもりです。

3.グラフィックが貧弱
 これも本来の用途を考えれば当然でしょう。ゲームなどをする場合にはここが一番のネックになるかも。一応PCI-Expressの差込口はあるもののPCI-Express×8はVGAとしては使用不能のようですし、相性を含めて考えると相当使えるカードは限定されるようです。中にはカードや本体の差込口を削ったりして動作させている人もいるようですが、私にはそんな度胸は無いです。

4.OSが無い
 普通のパソコンにはついてるOSがついていません。だからこそ安くできるともいえるのですが、かなり人を選びますね。

 本来、この機種はサーバ用でしかも動作を保障しているOSは限られています。にもかかわらず、その安さゆえかWindowsXPを動かすことにチャレンジする方が多いようです。どうやら、かなり面倒ではありますが動作するようです。非常に面白いし興味はあります。ただ、私個人としては自分自身だけならともかく他人にはあまりお勧めしませんね。Yahooオークションなんかでもこれを出品してあるのを見かけますが、安さに乗せられて買うとえらい目にあうと思います。トラブル上等で何が何でも調べて対応する覚悟のある人しか手を出してはいけないのかもしれません。私自身もマシンが到着しだいFedoraを入れて経過を報告したいと思います。もし、自信がつけばもう一台手に入れてWindowsXPのインストールにもチャレンジしようかとも思っています。