1台目のPowerEdge SC430到着 WindowsXPインストール

 都合で2台注文したうちの1台が到着しました。PenD2.8G Mem512M DVD HDD80Gの構成です。聞いた話では1ヶ月ほど前の時点ではこの構成で2万円台で手に入ったとか。騒ぎになるのが納得のいく値段です。かなり癖のある機械なのですが、いくつかのことを気をつければインストールは拍子抜けするほど簡単でした。

第一印象

 まず、最初に目を引いたのがキーボード

です。サーバー用のキーボードとは思えない斬新なデザインです。普通、サーバー用のキーボードであれば奇をてらう必要性はまったく無く、何でこんな形状にしたのか教えてほしいと真剣に思いました。

 次にびっくりしたのが奥行き

です。前のパソコンと3、4cm違うだけなのですが完全に1サイズ違う印象です。

 中は

スカスカ。ぽっかりと空間が開いていてかなり作業はしやすそうです。さりげなくねじを使わずにボードやHDDを固定できるようになっているのは実にありがたかったです。

WindowsXPのインストール

 OSを新規でインストールしてデフォルトでドライバーが全部対応していない場合、何をどれからインストールするべきかは結構悩みの種です。厳密に言えばインストールする順番によってパフォーマンスが変わってくるようなので細かくやるべきなのでしょうがとりあえず他のサイトも参考に入れてみることにしました。

1.WindowsXPSP2統合済みのCDを使ってOSをインストール

 大容量のHDD(137GB以上)に対応しているのはXPはSP1からだったと記憶していますが、基本的にWindowsUpdateにつなぐ前にできるだけ安全な状態にしておくため以前に作成したSP2統合済みのCDを使用し、インストールしました。なお、ドライブはデフォルトの状態で妙な感じで区切られていましたのでFDISKを使ってきりなおしておきました。

2.ネットワークドライバのインストール

 この時点でチップセットドライバ、ビデオドライバ、ネットワークドライバのところに?マークがついていました。ネットワークドライバをインストールし、WindowsUpdateにつなげられるようにします。付属の緑のCDの中にWindows2003server用のドライバがあるのでそれを使用。あっけなく認識。ビデオ、チップセット、ネットワーク全てのドライバが同様の方法でインストールできます。ここでは先にネットワークのみを利用できるようにしておきます。

3.WindowsUpdate

 とりあえずWindowsUpdate。カスタムを使い、表示されるものがなくなるまでアップデートを繰り返します。

4.チップセット、ビデオドライバのインストール

 緑のCDを利用し、ドライバをインストール。ドライバのインストールが終わったときにまたWindowsUpdateをしておくこと

 これで、WindowsXP自体のインストールは終了です。拍子抜けするほど簡単で「何かトラブルが起きるかな」とわくわくびくびくしていたのがうそのようです。

ビデオカードサウンドカードの増設

 以前にも書きましたが、この機種は元々サーバー用なのでビデオだのサウンドだのといった機能は最低限です。サウンドにいたっては付属すらしていません。ということでビデオボードとサウンドボードを増設することにしました。使用したのはSound Blasterの廉価版ボードとGeforce5200のPCI版です。事前にドライバをダウンロードしておいてシャットダウン。コンセントを抜いておいてから中を開けてボードを差込み、電源On。周囲のスペースが開いている事と、ねじを使用しない構造のため非常に作業がしやすかったです。ドライバーをインストールするとあっさり認識。最終的にWindowsUpdateをかけておけば終了です。あとは普段使うアプリケーションやアンチウィルスソフトなどを入れればOKです。

感想

 とにもかくにもあっけなかったです。ドライバのインストールその他で問題が出るかと思っていましたが、何事も無かったです。もっとも、2chの該当スレッドをまったく見ずにできたかといわれればきつかったと思います。確実に動作しそうなパーツを選んでおいたのもよかったのでしょう。唯一心残りがあるとすればグラフィックボードでしょう。このマシンはPCI-Expressの構成がかなり特殊で、普通のPCI-Express×16のグラフィックカードは動きません。動かすためにはマザーボード側かグラフィックボード側を文字通り物理的に加工するか、PCI-Express×1の特殊で高価なグラフィックカードを購入するしかないです。加工に関しては自信がない(事実、加工に失敗したと思われるPowerEdge SC430のジャンク品がオークションなどでは出品されているようです)し、PCI-Express×1は高すぎて手が出ません。結局PCIファンレスのGeforce5200を選びましたが余りコストパフォーマンスや性能には期待できません。まあ、最新の3Dゲームをやるのでなければこれで十分でしょう。