PowerEdge SC430 SATA2RI2-PCIeによるRAIDの構築・・・まとめ

 散々な苦労のかいあって、ようやくRAID 1化に成功しました。ポイントをまとめておきます。

ポイント

1.HDDは違う会社のものを使う場合は容量差に注意。基本的に少ない容量、遅いスピードのディスクに統一されます。
2.同じ会社のHDDを使う場合はどちらのHDDにOSが入っているか、どちらのポートにさしたのかを確認しながら作業すること。間違えてまっさらなHDDでOS入りのHDDを上書きしないように注意。
3.BIOSのバージョンを必ず確認。最新のものにしておくこと。
4.Silicon Imageのページは結構いい加減。ツールが古いものしかおいていなかったり、リンクミスがそのままになっていたりするので確認が必要。ともあれ、ここからSil 3132用のBIOS、ドライバ、ツールソフトを入手。
5.マザーボードBIOSRAID 1ドライブから起動するように設定

BIOSアップデート

1.BIOSファイルはSilicon Imageのページから入手
2.Dosのユーティリティを使ってアップデートする必要あり(Dosプロンプトからは無理)
3.Windowsの起動ディスクを使用してDos起動を行い、別のフロッピーに入れたUPDFLASH.exeを使用してBIOSをアップデートする。
4.UPDFLASH.exeのバージョンは3.25が必要
5.http://www.vigorclub.com/download/SiI3132.zip これを解凍するとUPDFLASH3.25が手に入る
6.コマンドはUPDFLASH.exe バイオスファイル名

RAID 1構築

1.RAIDカードのBios画面が出たところでF4キーを連打、設定画面に入ります。
2.Create Raidを選択、RAID1を選択。この時大事なのは必ずマニュアルでのセットアップを選ぶこと。
3.source driveにOSの入っているHDDを選び、target driveに追加したHDDを選び、データのコピーを開始

 基本的にはFedora Core 5、WindowsXpともにこの方法でRAID 1が構築できます。ただし、WindowsXpの場合RAID構築前にドライバをインストールしておいた方がいいようです。

WindowsXpの場合

1.まずSATA2RI2-PCIeをさしこみます。
2.SATA2RI2-PCIeにSATAケーブルをつながず通常のSATAコネクタにつないで通常起動します。
3.起動後単なるRAIDカードとしてSATA2RI2-PCIeが認識されますのでドライバとツールソフトをインストールします。
4.ここで一度シャットダウン。
5.SATAケーブルをSATA2RI2-PCIeにつないで電源をいれRAID 1を構築

 RAID構築が終わったらCtrl+EでRAIDカードのBIOS設定画面から抜け出します。後はマザーボードBIOSの起動順位でRAID 1ドライブから起動するように設定して終了。基本的にわかりやすいインターフェースですのでRAID 1の構築自体で迷う部分はあまり無いとは思います。

感想

 とにもかくにも「疲れた」というのが第1の感想です。通常ならあっさり終わるはずの作業になんでこんなに時間がかかるのか・・・色々な意味での不親切さも目につきました。掲示板のログ探しと検索でかなりの手間がかかりました。2年も前の初期バージョンのBIOSがそのまま入っていて更新もままならない状態、投げ出す人もいると思います。DOS環境やフロッピーが必要なのも敷居が高いです。結果的にうまくいきましたが色々反省点も多かったです。

おまけ

 ここで、おまじないを一つ
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