PowerEdge SC430 SATA2RI2-PCIeによるRAIDの構築・・・その2

 前日にセットしたままだったFedora Core 5のインストールを再開。yumによるアップデートを終えた後、再起動・・・立ち上がらない・・・さすがに参りました。かなりの時間をかけてこれじゃあ・・・検索して色々記事を見たり掲示板を見たりして考えることしばし、気になる記述を見つけました。SATA2RI2-PCIe再々検証 (BIOS&Driver UPDATE)です。

 BIOSの事は頭になかったです。あわててBIOSのバージョンを調べると7.2.20・・・orz。初期バージョン、しかも2年以上前のものです。こいつか・・・こいつが原因かー!!Silicon Imageのページを見ると、現在のバージョンは7.3.13・・・全然違うじゃんorz。どうやら、Windowsのツールからアップデート可能なようです。ここから更なる悪戦苦闘が始まりました。

BIOSアップデート

 とりあえずFedora Core 5のマシンはほっておいてWindowsにボードを取り付け、最新版のドライバとツールをインストール。しかし、FlashBiosの項目が存在しません。あわててドライバとソフトを古いものに入れなおし。FlashBiosの項目は出現しましたが使用できません(泣)。おまけにこの時古いツールをアンインストールし忘れたためか挙動がおかしくなります。泣く泣くバックアップイメージからリカバリーをかけます。

 玄人志向掲示板を調べなおして、解決法がわかりました。


1.BIOSファイルはSilicon Imageのページから入手
2.Dosのユーティリティを使ってアップデートする必要あり(Dosプロンプトからは無理)
3.Windowsの起動ディスクを使用してDos起動を行い、別のフロッピーに入れたUPDFLASH.exeを使用してBIOSをアップデートする。
4.UPDFLASH.exeのバージョンは3.25が必要
5.http://www.vigorclub.com/download/SiI3132.zip これを解凍するとUPDFLASH3.25が手に入る
6.コマンドはUPDFLASH.exe r7313.bin

 ここで困ったのがFDDからの起動です。普段フロッピーは使わないので手元にないし、そもそも最近のノートパソコンなどではFDDなしのものも多いでしょう。私は何とか用意できましたがこの時点でアウトな人もいるでしょうね。昔一緒に仕事をしていたプロジェクトでチームリーダーが言った言葉を思い出しました。「レガシーポートを馬鹿にしたらいかん。シリアルによるコンソール接続は特定の機械においては今でも必須だし、モデムは通信における最後の頼みの綱になる場合がある。LANが無い場所はあっても電話の無い場所は無い。使わないとおもってなめてたら、しっぺ返しを食うぞ」まさにその通りです。この日は2枚のカードのBIOSを書き換えたところで時間切れです。