Core 2 DuoとVista

 新しいアーキテクチャに基づいたCPUの登場という事でネット上や雑誌でも大きく取り上げられてます。今日届いた(年間購読してます)DOS/V magazineでも大々的に特集が組まれていました。

 要は消費電力の低減による発熱の低下と、それにもかかわらず大幅に性能が向上しているというのが売りのようですね。ただ、こういう時期はPenDなどの価格大幅低下などを考えれば本当の意味での「狙い目」がどこにあるのか見えにくいような気がします。気がつけば家にあるパソコンはCeleron、Pen3、CeleronD、PenD、PenMとかなりバラエティ豊かになっています。残念ながらビデオカードの問題もありVistaに完全対応しているものは一つもありません(Aeroを使わなければ「動かす」事ならば可能だとは思いますが)。私自身は「Vistaがある程度離陸するまでは様子見。それまでは徹底的に安く使い倒す」立場なのでかまわないですが。

もう一つ特集が組まれていたのがVistaです。こちらの方は以前Vmwareでインストールをしてみたことがあるので取り立てて新鮮な部分はありませんでした。唯一つ、気になったのがバージョンの多さ。5つのバージョンというのは少し多すぎだと思います。はっきり言って一般消費者はかなり混乱するんじゃないでしょうか。今までAeroを前面に出しすぎているせいでAeroのついてないHome Basicバージョンは存在意義がよく見えませんし・・・

 個人的にはエントリーモデルに対してメーカーがどういう対応をするかが非常に興味があります。Aeroを使うにはメモリ1G、ビデオメモリ128M以上は必要になるのですが、当然ながらこれはかなりのコストアップ要因になります。今までの廉価モデルのように「ビデオはオンボード、とりあえずOSが最低限動作するメモリをつんでごまかす」という手は使えなくなります。いや、できなくはないですがAeroの動作しないパソコンを見て果たして一般消費者は「新しいOS(Vista)がきちんと動いている」と思ってくれるでしょうか。結構、売る立場で考えれば厄介な話だと思うんですが、考えすぎですかね。