オーディオはまり道

 私のインターネットの利用法は結構偏っています。調べ物、ブログなどを除けば何に時間を割いているかを考えるとニュースサイトめぐりが一番多かったりします。テレビもドラマなどには見向きもせずにニュースばっかり。mixiなどでニュースに対するコメントを書くことが多いのもこのためです。

 ここ2、3日見ていて個人的に一番インパクトが強かったのが次のニュースです。

ハーマン、1本315万円のJBL「エベレスト」スピーカー

http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20060908/jbl1.htm

 本来ならmixiで見つけたニュースなのであちらの方でコメントを書くのが筋ですが、mixi内だけでコメントするのが惜しい気がしましたのであえてこちらにも書きました。スピーカーだけで300万・・・左右そろえて600万、これに見合うだけのアンプやCDプレイヤーをそろえたらいったいいくらかかるんでしょうか。

 誰が買うんだよこんな値段のもの・・・と、言いたいところですがここからが話の本題です。いるんですよ、世の中には魔界に足を踏み入れた方々が。オーディオは感覚のものです。逆に言えば「自分が納得できなければどこまでも納得がいくまで最高の物を求め続ける」世界でもあります。知り合いにも「数百万かけた」とか平然とおっしゃっていた方がいます。私には理解できませんが、その「業の深さ、恐ろしさ」だけは強烈に印象に残っています。まさに冥府魔道。違いをわからずに済むということはある意味幸せなのかもしれません。