工場見学(今治造船&日本食研)
今日は、工場見学に行ってきました。午前中に造船工場(今治造船)、午後は食品工場(日本食研)と結構強行軍です。子供の学校関係の行事なので団体行動ですが、バスで直行できるという利点もあります。普段なかなか見れないところが見れるという点で工場見学は大好きです。
造船工場(今治造船)
まずは造船工場です。愛媛県の今治市は、タオルと造船が有名な産業です。タオル工場に関しては子供のときに見学の経験がありますが、造船工場の見学は初めてです。今治造船は、日本有数の造船グループ会社です。敷地の中をバスで移動。目に付いた物を撮影していきます。
まず目に付いたのはこの設備。鋼板を巨大電磁石で持ち上げ、運び込みます。停電などの場合は瞬時に予備バッテリーに切り替え落下を防ぐ仕組みがあるそうです。同様の設備は以前の製鉄所見学のときにも見かけました。が、バスの中からの遠景であるためかさほどの大きさを感じませんでした。この工場の見学中常に感じていたのですが、ある一定以上の大きさになるとかえって巨大さが実感できないようです。見学ラインが実物からかなり離れたところにあるためか、大きさに対する違和感が最後まで抜けませんでした。
いかに全ての物が巨大かがはっきりわかるのがこの写真です。タンカーなどの巨大船はいくつかのブロックに分けて組み立てます。見た感じ、大きな鉄のブロックにしか見えません。逆光での撮影の上、画像サイズが小さいのでわかりにくいと思います。中央下部にある青い物体が、トラックです。このトラックやクレーンの大きさとブロックの大きさを比較していただければいかにこのブロックが現実離れした大きさをしているかがわかっていただけるのではないでしょうか。
とどめは、このクレーンです。あの巨大なブロックすら吊り上げるお化けクレーンです。800tの物を吊り上げる能力があるそうです。ちょうど、私たちの見学中にクレーンそのものがレールの上を移動していきました。ガリバーと小人の話を思い出す、それほど大きさに対する現実感が消えうせた瞬間でした。
食品工場(日本食研)
昼食の後は晩餐館のCM(「焼肉焼いても家焼くな」のあのCMです)で有名な日本食研の見学です。ゲートを入っていきます。
ここの特徴はとにもかくにもインパクトのある見学施設兼工場です。何を考えたのかいきなりヨーロッパ風の宮殿が出現。実際にある宮殿を模した物だそうです。ホテルか美術館だといわれたら間違いなく信じてしまう、そんな建物です。
入り口横には宣伝で有名な微妙に目つきの悪い牛が陣取っています。さりげなくハムと焼肉のたれの像があるのがポイント高いです。ちなみにこの牛、名前はバンコというそうです。おかげでまた一つ賢くなりました(笑)。
念のため入り口の写真も取っておきます。間違いなくここは工場です。・・・っていうか、宮殿工場って・・・知らない人に話しても、信じてもらえそうにありません。
入り口を入るとバンコさんがホルンを吹いてお出迎え。余談ですがバンコさんは工場内各所に生息しているようで、コスプレしたバンコさんを見るのも結構楽しかったりします。また日本食研の支店には各一匹ずつ存在しているそうなので、近くに支店がある方はさがしてみるのも一興かと。
工場の中は残念ながら撮影禁止。仕方ないですよね。また、土曜日のためか工場のラインが一部しか動いていないのが残念でした。香辛料や食肉についての展示、普段目にすることのない業務用の製品など、非常に面白い物が見れました。
最後に、敷地にあったブロンズ像を撮影。いかにこのキャラクターが愛されているかが良くわかりました。
全体に駆け足で回ったため、もう少しゆっくり見れれば良かったです。団体行動ですし、贅沢は言えないですけどね。本当に楽しく、有意義な一日でした。