卒業式

 今日は子供の小学校の卒業式でした。振り返ってみるとあっという間だった感じはします。卒業式に出たのは何年振りでしょうか・・・先生には本当に感謝しています。ともあれ、これで折り返し地点は突破。中学、高校の6年間はもっとあっという間なんでしょうね・・・

 しかし、無事つつがなく終わった卒業式はさておいて納得のいかないこともちらほらと。その最たるものが中学校における「制服」の存在です。私は、昨今問題になっている「給食費未払いの親」のように「義務教育なんだから全てただで当然、だから支払わない」とは思っていません。なによりかにより実際に給食を食べてるわけですし、まして子供が普段家で食べてる量を考えればどう考えても払った分のもとはとっているでしょうからね。

 しかし、制服については・・・「人権侵害だ」などというネボケたことをいうつもりはありません。はっきり言って高すぎるんです。今回子供の進学に際し、かばん、くつ、制服、体操服などもろもろで、全て合わせて7万円近くがすでに飛んでいます。辞書やノート、教科書などは納得がいきますし、あたりまえですが制服の上下とワイシャツを合わせて3万円近くでは・・・っていうか、3万あれば大人物のスーツが一着買えますよ。しかも、学校以外であれほど何の役にも立たないものはないのに・・・今日日、ユニクロその他安くてまともな品は山ほどあるし、制服があれば普段着は要らないかといえばそういうわけにもいかないですし。

 昔の日本人が貧しかった時代ならいざ知らず、もう制服の役目は終わってるんじゃないでしょうか。私立ならステータスやデザイン優先の制服があってもいいと思います。親も納得の上で行かせるわけですし。公立の義務教育になんでそんな本来不必要な経費をかけなきゃいけないんでしょうか。よく、「服装が華美になったら困るから」とか言う人もいますが私自身がかつて私服の高校に行っていたときの経験から言えば、大概の人は他人の服装を自分が思っているほどは気にしちゃいません。

 「産む機械」がどうだとか「生産性」がどうだとかそういうどうでもいい枝葉末節よりも、ここの部分をどうにかしない限り絶対に少子化問題は解決しないと思います。中学校終了まで、義務教育、医療費完全無料くらいの思い切ったことをしない限り(暴論ですが)状況はかわらないと思います。