Linuxにおける小ネタ その1

SFTPによるファイルのアップロード、ダウンロード

 通常のFTPの場合、通信が暗号化されずに行われるという欠点があります。そのため、管理がいい加減だと勝手に他人のファイル置き場にされたり、ファイルを削除されたりする可能性があります。sshを設定してある場合は、SFTPを使用することでかなり安全に通信が可能です。暗号鍵方式との併用を行えばよりよいでしょう。

 接続にはWinSCPを使用します。Puttyで作った暗号鍵に対応しているソフトで、詳しい日本語での解説サイトはこちらになります。セッションを保存しておけば、次からはダブルクリックで接続してくれます。使用感が一般のFTPソフトと変わらないので一度でも通常のFTPソフトを使ったことがある方ならすぐに使いこなせると思います。まあ、私自身の場合はローカル限定のサーバでしかもSambaを使用しているということもありあまり使う機会はないのですが、非常に便利ですので紹介しておきます。参考記事:Fedora Core5による自宅サーバー構築とその備忘録 〜第2章〜 Openssh

Cronのメール送信先追加

 デフォルトではrootにだけメールが届くようになっています。しかし、自分のプロバイダのアドレスにもメールを送りたい場合は,(カンマ)区切りでメールアドレスを追加することができます。例として、hoge@hogehoge.comにメールを送る場合の設定は以下のとおりになります。

% vi /etc/crontab
メール部分の設定に送信先のアドレスを追加します(この場合はhoge@hogehoge.comを追加)
MailTo=root

MailTo=root,hoge@hogehoge.com

メールが無事到着すれば設定完了。

Logwatchのメール送信先追加

 デフォルトではrootにだけメールが届くようになっています。しかし、自分のプロバイダのアドレスにもメールを送りたい場合は空白(スペース)区切りでメールアドレスを追加することができます。例として、hoge@hogehoge.comにメールを送る場合の設定は以下のとおりになります。

% vi /usr/share/logwatch/default.conf/logwatch.conf
メール部分の設定に送信先のアドレスを追加します(この場合はhoge@hogehoge.comを追加)
MailTo = root

MailTo = root hoge@hogehoge.com

メールが無事到着すれば設定完了。

フォントの追加

 デフォルトで入っているフォントが気にいらない方は、次の方法でフォントを追加できます。

フォントの置き場

 フリーのフォントは
M+ と IPAフォントの合成フォント
独立行政法人 情報処理推進機構のフォント(IPAフォント)付きGRASS国際化版(i18n)
IPAモナーフォント
などからダウンロードできます。解凍したファイルの中で*.ttfというファイルがフォントファイルになります。

 フォントファイルを
/usr/share/fonts/japanese/TrueType/
に移動し

% mkfontdir
% mkfontscale

とコマンドを打った上でXを再起動。デスクトップ→設定→フォントで設定できます。また、同様のやり方でWindows用のフォントも追加することが一応は可能ですがライセンス的に問題がある可能性が高いと思いますのでやる方は自己責任でどうぞ。